ときめき

私は元彼のことを五ヶ月以上引きずってた。

もう恋なんてできない、私は絶望した。

だからこそ私はいろんな男性と会ってきた。

お金持ちの社長、学校のイケメン、あらとあらゆる人と会った。

なのに、なのに私は空っぽで何も感じなかった。

肌を重ねても心を消費し、もっと空っぽになった。

 

私は同時で二股まで人生初めてした。

なのに何一つ埋まらない。

何一つ感じない。

無でもなければ虚しさもどこかへ置き忘れてきたかのようだった。

 

私初めて女性に自分を出した。

彼女は受け止めてくれ、ずっと私のネガティブな話を聞いてくれた。

元彼と断てない私にそっと寄り添っていてくれた。

女性に話すのは初めての経験で私は彼女のお陰で元彼を捨てることができた。

感謝以外の言葉が見当たらないほど。

 

そして私は二股してる男性の一人に本当の自分を曝け出した。

どうだ、ほら、見なさい

私のこと醜い身体を。

でも彼は何も言って来なかった。

どんなに"試し行動"をしても澄まし顔で私を受け入れた。

私は恋に落ちた。

 

ありのままの私を好きだと、

ベリーショートの私を、

醜い腕を、

試し行動をする私を。

 

そして私は二年ぶりにときめいた。

ドキドキした。

 

手を繋ぐことも、

キスをすることさえ、

セックスを誘うのも躊躇うくらい私はドキドキした。

 

二回その人とセックスしたが二割くらいしか気持ちよくなかった。

でも今回私はキスだけで最高に気持ちよかった。

乳首の感度が高すぎて彼と密着するだけで感じてしまう。

とろけるような、明日のことも終わったときのことも考えられないくらい深いセックスをした。

本当に幸せだった。

 

 

彼がどこまで私を好きになるか分からない。

でもこのときめきを大切にしたい。

彼が遠くに行ったとしても私は感謝してる。

 

 

9月全てが分かる。